比表面積細孔分布測定装置とは

BET法比表面積(単位重量あたりの表面積)、吸着等温線、脱離等温線、全細孔容積、平均細孔径、BJH法細孔分布、およそのサンプル容積および密度を測定することができる装置です。

本研究室では、窒素を用いた測定を行っています。他のガスの使用は事前にご相談ください。

<本装置の仕様>

比表面積:0.01~2000 m2/g以上

前処理(加熱真空):450度まで可能 ※事前に試料の融点等を把握お願いいたします。

細孔径:0.35~200 nm ※それ以上の場合は水銀圧入法等をご検討ください。

NOVA2200

Quantachrom

等温線とは

圧力を変化させ、ガス分子が気相から固体表面に取り去られる吸着量を測定し、その結果を、横軸に相対圧、縦軸に吸着した量をとってプロットしたものを等温線と言います。

等温線は、細孔の有無やその大きさ、吸着エネルギーの大小などによりその形が変わります。

※圧力増加:吸着側等温線、圧力減少:脱着側等温線

※一般的には、吸着温度が一定であれば、吸着するガス分子の数は、圧力にのみ依存します。

※IUPACでは、等温線を六つの型に分類しており、等温線を解析することでマイクロポア(2 nm以下)やメソポア(2~50 nm)、マクロポア(50 nm以上)の情報、平滑な表面の情報が得られます。

簡易手順書BET_files/BET_1.pdf

共用化促進装置