レーザーフラッシュ法熱物性測定装置とは

断熱保持された参照試料と測定試料の表面に、同時にエネルギーが均一なレーザービームをパルス状に均一照射加熱し、試料の裏面の温度上昇曲線を解析することにより熱拡散率、両試料裏面の温度上昇を比較することから比熱容量を求める装置です。さらに試料の密度から熱伝導率を算出することができます。


<本装置の仕様>

測定温度:室温〜1500℃

※温度を上げる際は真空状態もしくは高純度窒素雰囲気下で測定を行ってください。


試料サイズ:Φ5mmの円板もしくは直径5mmの四角

試料厚み:1〜3 mm(試料次第:0.1~10mmも可能)

基準試料:Mo、Cu ※他の基準サンプルが必要な方はご相談ください

測定範囲: 熱拡散率(α)、0.5〜120 mm2/s(試料厚さにより異なる)

        比熱(Cp)、0.1〜2 kJ/kgK(試料厚さにより異なる)

        熱伝導率(λ)、α・Cp・ρ(密度)から算出


※その他の基準サンプルが必要な方は事前にご連絡お願いいたします。


LFA-502

京都電子工業

簡易手順書LFA_files/LFA_1.pdf

共用化促進装置