夢化学探検95
Fantastic Chemistry Day at Kumamoto University
in Dec. 9, 1995

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主催 熊 本 大 学
後援 日本化学会九州支部
熊本県教育委員会・熊本市教育委員会・熊本日日新聞社・熊本放送
協賛 化学及血清療法研究所



    【日 時】 平成7年12月9日/午前10時〜午後4時

    【場 所】 熊本大学工学部応用化学科実験室など

    【対 象】 小学生から一般の方

    【参加費】 無 料

    【参加申込み方法】  当日受付け可。ただし,11月30日までに参加申込みされた方には,無料でオリジナルポスターや資料を送付します。その際,参加者の氏名(同伴者を含む),年令、職業(学校名・学年),性別,連絡先などを明示してください。

    • 郵便
      860 熊本市黒髪2−39−1
      熊本大学工学部応用化学科 
      夢化学探検実行委員会宛

    • 電子メール 
      インターネット ・・・ yume@chem.kumamoto-u.ac.jp
      Nifty-Serve ・・・・・ INET:yume@chem.kumamoto-u.ac.jp
      ARIES ・・・・・・・ ARIZONA
      くまさんネット ・・・ ARIZONA

    • 電話およびFax
      Phone:096-342-3675,3674,3673
      Fax:096-342-3679


    【内 容】  今年で第3回目の夢化学探検です。ますます楽しい魅力のテーマをご用意していますので,お好きな時間、お好きなテーマにご参加いただき、大学の先生達と楽しく対話してください。簡単な実験を体験することもできます。

    化学Q&Aコーナー設置

    夢化学探検では、化学に関する最先端のホットな情報が知りたい人のために、インターネット上にQ&A Netという窓口をつくりました。このコーナーは夢化学探検95終了後も継続します。詳しくはこちらへ。


演示実験テーマ

(1995.10.23現在)

  • インターネットで世界の大学を探検しよう
      担当者:伊原博隆,白土 純(熊大・工)
      話題のインターネット。マウス一つで世界中の大学の扉を開くことができます。なお,当日は4〜5台のパソコンをインターネットに接続する予定です。また富士ゼロックス社のご好意により,検索結果がフルカラー印刷できるようになります。
  • コンピュータグラフィックスで分子の形を見みよう
      担当者:榊 茂好(熊大・工)

  • 原子と分子の世界〜10億分の1グラムを測る
      担当者:谷口 功(熊大・工)
      水晶発振子はそれぞれの固有の周波数で発振しますが,その電極上に何かが付着すれば周波数は減少し,脱離すれば増加します。このことを用いて10億分の1gという僅かな重さの変化を測定することができます。

  • 酸素をつかまえてみよう
      担当者:廣瀬 勉(熊大・工)

  • 葉っぱに金属をコーティングしよう
      担当者:松本泰道(熊大・工)
      金属と葉っぱをくっつける。これはとんでもない話と言う気がするかもしれませんが,化学ならできるのです。金属は水に溶けた状態があり,イオンと呼ばれています。この溶液の中に葉っぱを入れますが,このままでは葉っぱに金属はつきません。葉っぱに特殊な薬をつけて,それから先程の溶液にいれます。するとどうでしょう,みるみるうちに葉っぱに金属がついてきます。

  • 超伝導体を使って磁石を浮かそう
      担当者:本坊寿吉(熊大・工)
      翼もないのに航空機なみの速さで空中を走る磁気浮上列車! これを実現してくれるのが超伝導体なのです。流れ始めた電流は永久に流れ続けるというその不思議な抵抗ゼロの超伝導体。いろいろある超伝導体のなかで,酸化物超伝導体は色は黒いがどこの家庭にもある,白い茶碗や皿と同じあの陶器の仲間です。今日はこの超伝導体を使って,自分で磁石を空中に浮かしてみましょう。平らでもいい,斜めでもいい,浮かした磁石は空中で音もなく,何時までも同じ姿勢を保ったまま静かに回転します。素晴らしい夢の物質を生み出す−それが化学の世界。ようこそ君も化学の世界へ!

  • ほたるの光をつくろう
      担当者:石田 斉(熊大・工)
      蛍の体内で起こる生物発光させながら,ルミノールの酸化による化学発光を,試験管を使って自分でやってもらいます。

  • 微生物は小さくて偉大な化学工場
      担当者:森村 茂(熊大・工)

  • アゾ色素を作って染めてみよう
      担当者:正泉寺秀人(熊大・工)
      合成色素の一種であるアゾ色素は,アゾ基を発色団(色がでる原因)とする染料で,多数のものが開発され木綿,絹,皮革,プラスチックなどの染色に広く利用されています。今回の実験では,このアゾ色素を実際に作り,様々なものを染めてみようと思います。

  • 泡を使って色を分けてみよう
      担当者:小出善文(熊大・工)
      しゃぼん玉を作る。界面活性剤の泡により,マラカイトグリーンとアルカリ性フェノールフタレインなどの色素混合物を分ける実験

  • 紙コップの中でパンを焼こう
      担当者:野中敬正(熊大・工)

  • スライマー〜流動性ポリマーを使って遊ぼう
      担当者:西野 宏,黒澤 和(熊大・理)
      流動性ポリマーをつくって遊ぼう−ポリビニルアルコールの水溶液とホウ酸ナトリウムの水溶液を混ぜることによってできる流動性ポリマーに,いろいろな色や臭いをつけて遊ぼう。コンピューターグラフィクスで化学構造を見てみよう。

  • ヨウ素を使ったおもしろ実験
      担当者:甲斐,中村(熊大・理)
      果汁に含まれるビタミンcの量を調べてみよう。かまぼこにもデンプンが含まれている?

  • 果物で電池をつくろう
      担当者:松崎,市村(熊大・理)
      身近な材料を使って,いろいろな電池を作ってみます。

  • 金属の絵を描こう
      担当者:實政 勲,戸田 敬(熊大・理)


  • 太陽電池パワー
      担当者:戸田 敬(熊大・理)
      太陽電池に光を当て,発生する電力を利用してブザーをならせたり,ランプやLEDを発光させたり・・・。

  • 色がダンスする
      担当者:田中 明,出口俊雄(熊大・理)

  • チビッコマジシャン大集合
      担当者:芥川允元,佐藤成哉(熊大・教育),吉田昌文(熊大・教養)
      詳細な実験内容は,ヒ ミ ツ。

  • 透明なプラスチックをつくってみよう
      担当者:小川芳弘(熊大・教養)

  • 有機時計反応
      担当者:池見公芳(熊大・教養)
      ニッケの匂いのする液体にアセトンという液体を混ぜるとある一定の時間後に突然黄色い沈殿が起こる。

  • 体がつくる接着剤
      担当者:福永信人(化学及血清療法研究所)

  • 血液の中の防衛軍
      担当者:正木孝幸(化学及血清療法研究所)

  • 温度に感じとるポリマー
      担当者:丸山学士(興人)

  • 液晶の不思議
      担当者:後藤泰行(チッソ)
      液晶サーモプレート,液晶シャッター,偏光板などの展示,液晶の相転移実験,液晶相転移の顕微鏡による観察などを実施します。

  • 汚れが採れる,色が変わる〜記事の不思議
      担当者:濱口 裕(東レ)

  • 光で固めて思いでをつくろう
      担当者:氏川典久(日本油脂)
      当日,写真を持参していただい方には,光で固まる特殊プラスチックを使って,あなただけのオリジナルペンダントや置物を作製いたします。

  • これからのマルチメディア
      担当者:穂坂(富士ゼロックス)

  • 環境にやさしいプラスチックって知ってる
      担当者:宮本充彦(三井東圧化学)
      トウモロコシや小麦粉から作られる乳酸を原料とした新しいプラスチック。このプラスチックは使用後,土に埋めておくと,水と二酸化炭素に分解して自然に還ります。当日は,(1)フィルム作製,(2)アルカリによる分解実演,(3)その他の展示などを行います。

  • 光で浮き出る不思議なインキで年賀状をつくろう
      担当者:田村 光彦(三菱化学)
      光を当てると色が浮き出て,光をさえぎると色が消えるフォトクロミックインキを使って,年賀状をつくってみましょう。あなたからの浮き出るメッセージを友達に送ってみませんか。

    特別参加(熊本大学工学部応用化学科・青藍会)
    • 洗剤で船を走らせよう(正泉寺研)
    • 化学豆鉄砲をつくろう(野中研)
    • 香りをつくろう(大久保研)
    • 微生物で絵を書こう(木田研)
    • 人工イクラをつくろう(平山研)
    • 環境保全に役立つカニのはさみに似た分子(城研)



    夢化学探検95実行委員会


    実行委員長 平山 忠一
    企画・運営 伊原,後藤,栗原,西山,佐川,濱田


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    chem-admin@chem.kumamoto-u.ac.jp