物質・エネルギーのフロー解析

 超臨界水酸化プロセスにおいて炭素を含む有機物は完全酸化され二酸化炭素に変換され、ヘテロ原子を含む無機物は固体として回収され、各成分に分離されることにより資源としてリサイクルされ使われる。水相はぼぼ純粋な水となるため、工業用水あるいは都市の水として利用される。一方、エネルギーについては、反応後の水は高温高圧(〜600℃、〜30MPa)であるため一部は原料の予熱に使われ、その他はタービン等により電気エネルギーに変換され、その後の低レベルのエネルギーは都市などで利用される。この様な物質とエネルギーの循環システムについて解析を進める。また、現行の燃焼法等のシステムの調査と比較評価も併せて行う。