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有機-無機複合化による新しいメソ多孔体の合成

 均一なメソ孔と1000m2/gを超える高表面積を有するメソポーラスアルミナの合成法を確立しつつある。均一沈殿法によって生じる無機クラスターと界面活性剤分子との規則的な集合体が、層状構造を経由してヘキサゴナル化することを独自に発見した。脱有機成分によって得られる試料の結晶構造・細孔構造を解析した。また、同じプロセスを金属酸化物系に広く拡張し、新しいメソ多孔体の開発を進めている。これまで酸化ガリウム、希土類酸化物など非シリカ系メソポーラスマテリアルの合成に成功している。また、脱有機成分にテンプレート交換法を適応して従来にない新しいメソ構造体の合成法に先鞭をつけた。

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