遺伝子・デリバリー研究会第2回シンポジウム(2002.5.17)
非ウイルス型遺伝子キャリーに関するアンケート結果
所属: 企業 8名
諸研究機関等(国公立、財団等) 6名
大学 17名
学生 2名専門領域: 工学(化学) 15名
生物(生化学・分子生物) 3名
薬学 6名
医学(臨床) 5名
医学(基礎) 4名
【質問1】 非ウイルスベクターを実際に研究もしくは利用していますか?
1)利用している ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50
内訳 : リポソーム 20
高分子 18
デンドリマー 7
その他 5
2)していない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
3)今後利用する予定 ・・・・・・・・・・・・・・・ 1
【質問2】 非ウイルスベクターとしてどのようなものが有望であると思いますか?(実際に利用されていない方もご回答下さい)
<脂質およびリポソーム>
1)有望 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
○ 生体親和性や安全性に実績あり、設計や調製が容易、
○ 投与方法に工夫が出来る
2)有望でない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
○ 効率が低い
3)どちらとも言えない ・・・・・・・・・・・・・・・ 14
○ 使用した経験がない、導入効率や活性が低い、
○ in vitroとin vivoでの相関性低い、エンドソームでのトラップ
<高分子および高分子集合体>
1)有望 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
○ 特異性の付与や化学的な修飾が容易、複合体の作製が簡便、
○ サイズのコントロールが出来る、活性や安定性の向上が期待できる、
○ in vitoでの体内動態の制御が容易、
2)有望でない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0
3)どちらとも言えない ・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
○ 使用した経験がない、エンドソームでのトラップ
<デンドリマー>
1)有望 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
○ 高分子と同様の利点、導入効率よい
2) 有望でない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
3)どちらとも言えない 18
○ 使用した経験がない、研究がすすんでいない、情報不足
【質問3】 質問1で利用していると答えた方のみお答え下さい(複数可)研究はどの段階ですか
1)材料設計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
2)細胞での活性評価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
3)動物実験 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
4)臨床 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
<非ウイルスベクターを利用する際に実際に研究で直面している問題点は何ですか?>
○ 発現効率が低い
○ 血球細胞への導入率が低い
○ 毒性およびサイトカインの誘発
○ 複合体の作成条件による再現性に欠ける
○ 細胞により効率が異なる
○ 材料間の比較ができない
○ 細胞内での崩壊や核内への遺伝子の移行率
○ ターゲティングが出来ていない
○ 細胞内での動態解析が不十分
○ 発現が低いときの問題点が不明(構造ム活性相関)
○ in vivoでの投与方法により活性が異なる
○ in vivoでの網内系組織からの回避
○ 材料の大量生産、適切な評価系がない、
【質問6】遺伝子・デリバリー研究会、および、シンポジウムに期待される情報 や企画などご自由にお書き下さい。
○ 最新のテーマに関するシンポジウム、
○ 海外等の他の学会の情報、
○ 遺伝子組み換えなどの専門技術の講習会、
○ 遺伝子治療を実現するために解決するべき問題点を明確にする、
○ 臨床と材料などの基礎研究分野の意見交換さらには共同研究体制、
○ 企業との連携、
○ 統一した評価系を確立させる、
○ フットワークの高い活動、