遺伝子・デリバリー研究会 第9回シンポジウム 報告

国立循環器病センター研究所 斯波 真理子(運営委員長)

 第9回シンポジウムは、平成21年7月9日(木)〜11日(土)に、大阪大学コンベンションセンターにて開催されました。今回のシンポジウムは、一昨年から始まりました日本遺伝子治療学会(JSGT)との交流の中で、初めての試みとして、第15回日本遺伝子治療学会(会長:金田安史先生、大阪大学)との同時開催で行なわれ、相互のプログラムを聴講できるシステムにしました。遺伝子・デリバリー研究会側は、「新しい臨床遺伝子治療へのカウントダウン」をテーマとしました。日本遺伝子治療学会との共通プログラムとしては、ミュンヘン大学のErnst Wagner先生の特別講演と、テーマ”Recent progress in Japanese Society of Gene Design and Delivery”として秋吉一成先生(東京医科歯科大学工学部)、片山佳樹先生(九州大学工学部)、佐々木茂樹先生(九州大学薬学部)、江頭健輔先生(九州大学医学部)によるシンポジウムを行いました。また、遺伝子・デリバリー研究会の独自のプログラムとして、落谷孝広先生(国立がんセンター)、小比賀聡先生(大阪大学薬学部)、前田瑞夫先生(理化学研究所)の依頼講演に加え、一般演題として口演16題、ポスター53題の発表が行なわれ、活発な討論が行なわれました。Ernst Wagner先生が、3日目のポスター発表を1つ1つ回って、討論してくださったのが印象的でした。日本遺伝子治療学会主催のWelcome Beer Partyは大阪大学内の「匠」で、共催の懇親会は銀杏会館の「ミネルバ」で行なわれ、いずれも盛況で、相互の交流を深めることができました。
恒例の奨励賞は、38人という多数のエントリーがあり、川上茂先生(京都大学薬学部)に審査委員長をお願いし、他多数の審査員で厳正に審査し、以下の4名が受賞されました。

1. 伊藤浩介(大阪大学薬学部)
2. 運 敬太(京都大学薬学部)
3. 山口朋子(大阪大学薬学部)
4. 稲葉淑美(メルボルン大学)   (*演題番号順)

 

 また、奨励賞を得られなかった6名の発表者の健闘を讃え、准奨励賞として「Non-Viral Gene Therapy」を贈呈いたしました。

1. 向井英史(京都大学薬学部)
2. 塩崎秀二郎(九州大学工学部)
3. 田村篤志(筑波大学数理物質科学研究科)
4. 戸井田さやか(東京医科歯科大学生体材料工学研究所)
5. 内田珠愛(東京薬科大学薬学部)
6. 渡辺和人(九州大学工学部)   (*演題番号順)

 今回は、JSGTとの同時開催という初めての試みの中で、JSGT会長の金田安史先生、事務局の玉井克人先生を初め日本遺伝子治療学会の多くの先生方に多大なるご協力、ご支援、ご指導をいただきながら、盛会のうちに終了することができたことを、深く感謝いたします。また、遺伝子・デリバリー研究会の運営委員や役員の先生方と教室員の方々、協賛の企業の方々、そして事務局を勤めてくださった合田睦美さんの多大なるご協力にお礼を申し上げます。
来年は、初めて北海道の地(札幌)にて、原島秀吉先生(北海道大学薬学部)を運営委員長として、記念すべき第10回シンポジウムが開催されます。皆様、奮ってご参加いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 


遺伝子・デリバリー研究会 第9回 シンポジウム

日時:2009年7月9日(木)〜11日(土)
 今回は第15回日本遺伝子治療学会との合同開催です。

場所:大阪大学コンベンションセンター(〒565-0871 吹田市山田丘1-1)
   http://55099zzwd.coop.osaka-u.ac.jp/convention/
   http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/suita.html

大阪大学コンベンションセンターへは千里中央発「阪大本部前行」のバスが便利です。
 会場までの案内図はこちら
 大阪大学提供のアクセスマップ http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html

特別講演者:

Ernst Wagner 先生(ドイツ、ミュンヘン大学) 他

ここからシンポジウムポスターのPDFがダウンロードできます。


プログラム概要:詳細なプログラム(PDF)はこちらからダウンロードして下さい。

 
HALL
ROOM 1

ROOM 2

ROOM 3

POSTER ROOM
Others
7月9日午前

受付(8:30〜)
開会式(8:50)

プレナリー講演1

一般口演
一般口演

共催セミナー1
(森 正樹先生)
共催セミナー2
(澤 芳樹先生)
共催セミナー3
(片山一朗先生)
午後

総会

プレナリー講演2

特別講演1
(二木史朗
先生

     
夕方

ウェルカムビア
パーティー
(カフェテリア匠)

7月10日午前

特別講演2
(審良静男先生)

シンポジウム1
(珠玖 洋先生)
(河上 裕先生)
(杉山治夫先生)
(那須保友先生)

一般口演

依頼講演
(落谷孝広先生)
(小比賀聡先生)

一般口演
一般口演

共催セミナー4
(武田雅俊先生)
共催セミナー5
(吉川秀樹先生 )
共催セミナー6
(インビトロジェン(株))
 
午後

会長講演
(金田安史先生)

特別講演
(Ernst Wagner先生)

シンポジウム
(秋吉一成 先生)
(片山佳樹 先生)
(佐々木茂貴先生)
(江頭健輔 先生)

特別講演3
(小室一成
先生

一般口演
一般口演
 
夕方
 

懇親会
(銀杏会館ミネルパ)

7月11日午前
国際シンポジウム
(笠原典之先生)
 (Chae-ok Yun先生)
一般口演
一般口演
ポスターセッション
 
共催セミナー7
(森下竜一先生)
共催セミナー8
(楽木宏実先生)

共催セミナー9
(タカラバイオ(株))

   
午後

一般口演

依頼講演
(前田瑞夫先生)

総会・表彰式

一般口演
一般口演
 

黄色の枠内、黒文字が遺伝子・デリバリー研究会で運営するセッションです。他のセッションにも自由に参加できます。

毎日8:30より受付を始めております。


演者の先生方へのお知らせ

1.一般口演について
 発表は9分、ディスカッション3分です。タイムスケジュールがタイトですので、時間厳守をお願いします。発表のファイルはパワーポイントを使用し、USBあるいはCDにてご用意ください。MacおよびWindowsいずれでも結構です。発表の30分前までに、PCセンターにてデータの受付を完了させてください。

2.ポスター発表について
 ポスター発表は、大阪大学薬学部講義室にて行います。ポスターボードの大きさは、縦180cm、横90cmです。7月11日の朝8時半〜9時の間にポスター受付を済ませて、ポスターの貼付を行なってください。画鋲はこちらで準備します。9時からポスターセッションを開始し、9時〜10時半は奇数番号、10時半〜12時は偶数番号の発表時間とします。発表者は、その時間、ポスター前にて発表をお願いします。

3.奨励賞の審査について
 一般口演で登録された方も、奨励賞に応募された方はポスター発表していただきます。奨励賞にエントリーされている演題には、番号に印がついています。審査は、発表者のプレゼンテーション力、研究内容、結果・資料などにより評価を行ない、上位3名に奨励賞として賞状とトロフィー、次点の5名に敢闘賞として本を授与します。


参加申込

参加申込は当日受付のみです。受付にて所定の用紙に氏名等ご記入の上、下記の参加費・懇親会費を直接、会場にてお支払い下さい。


参加費:(シンポジウム当日、受付にてお支払い下さい。)

正会員: 5,000円

学生会員: 無料 (必ず学生証の提示をお願いします。)

非会員一般: 10,000円

非会員学生: 無料 (必ず学生証の提示をお願いします。)

賛助会員である法人、会社、団体: 一口につき2名まで無料


懇親会場:大阪大学銀杏会館ミネルパ

懇親会費: 5,000円


宿泊のご案内:

宿泊施設について、 (株)JTB大阪 新大阪駅内支店にお願いして、特別割引料金にて手配していただいています。宿泊案内をご覧になり、申込フォーム(エクセルファイル)にて、直接、(株)JTB大阪 新大阪駅内支店へお申し込み下さい。

〒532-0011 大阪市淀川区西中島5−16−1 (株)JTB大阪 新大阪駅内支店 担当/森山 克・水原 千晶
Tel: 06−6302−1693(月〜金 10:00〜19:00)
Fax: 06−6302−4638
E-mail: shin-osaka_eigyo1☆jtb.jp(☆は@です)


一般演題申込

 一般演題として口頭発表とポスター発表を募集します。また、若手研究者を対象に奨励賞も設けており、口頭発表、ポスター発表いずれもエントリー可能です。奮ってご応募下さい。

 下記の必要事項を確認の上、5月12日(火)「当初は4月30日(木)としておりましたが、延長いたしました。」までに、ここからお申し込み下さい(九州大学G-COEプログラム 未来分子システム科学のシステムをお借りしています)なお、要旨はオリジナル(マイクロソフトワード)とPDF版の2つをお送り下さい。

 演題申込内容

氏名:
所属:
メールアドレス:
職名:
演題:
希望発表形式:口頭・ポスター(ご希望に添えないこともございます。)
連絡先:
奨励賞エントリー有無:
(30歳未満(2009年4月1日現在)の大学院生・ポスドクの方は奮ってエントリーして下さい。)

 

氏名:○遺伝子運夫1、免疫 登2
所属:1デリバリー大学薬学部、2免疫療法研究所
メールアドレス:hakobu@gene-delivery.org
職名:博士研究員
演題:高コレステロール血症の遺伝子治療
希望発表形式:口頭
連絡先:〒123-4567 遺伝市発現町368、Tel&Fax: 095-123-4567
奨励賞エントリー:する


要旨の作成

 演題申込者は、要旨をワードにて要旨作成見本にしたがってA4用紙1ページに作成し、ファイルサイズはいずれも2MB以下になるように作成願います。要旨作成見本は下記からダウンロードしてご参照下さい。

要旨作成見本 ワードファイル(abstract.doc)
要旨作成見本 PDFファイル(abstract.pdf)


申込期限: 

一般演題申込・要旨提出: 4月30日(木) 

たくさんの申込を頂きました。ありがとうございました。


事務局・問い合わせ先:

連絡先:565-8565 吹田市藤白台5-7-1
国立循環器病センター研究所バイオサイエンス部
遺伝子・デリバリー研究会第9回シンポジウム実行委員長 
斯波 真理子
事務局:合田
entry2009☆gene-delivery.org(☆は@です)

電話:06-6833-5012 (内線2909)
FAX:06-6872-8415