メガピクス

Step01 反射角度の算出Step01

 ここでは、結晶系と面間隔の関係式からすべての反射角度2θを求めていきます。

反射指数の列挙と2θの算出

step01_01

 まずはじめに、表計算ソフト(エクセルなど)を使って反射指数をすべて列挙していき、以下に示す式や格子定数、 X線波長値などを用いて最終的に2θ値を算出します。手順としては、以下の通りです。

① 反射指数を入力する条件としてh≧k≧lを満たすように、順次三桁の数が大きくなるよう入力していきます。

② h2+k2+l2=S2を求めて、S2の値でソートします。

③ 式(14)から、反射指数hklと格子定数(a=4.1780 Å)を用いてd値(Å)を算出します。

④ 式(15)ブラッグの式から、先に求めたd値ならびにX線波長(λ=1.5406 Å)を用いて、sinθならびに2θ(degree)の 値を算出します。

補足

 エクセルでの角度表示について、デフォルトではradian表記になりますので、別途関数などを用いてdegree表示にする 必要があります。

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グラフ

 すべての相対反射の強度を100とした場合では、グラフは以下のようになります。

formula_02
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