明石 優志
  • 論文投稿までのウラ話02

Reversible ON/OFF switching of photoluminescence from CsPbX3 quantum dots coated with silica using photochromic diarylethene

今回の論文になった研究テーマに携わることになったきっかけ

元々は量子ドットの発光性能を向上させる研究をしておりました.きっかけは2年前の卒業論文発表会です.深港豪准教授よりお声かけいただき,共同研究として本研究がスタートしました.

この研究を通して一番うれしかった事・感動したこと

自分で合成したナノ結晶を透過型電子顕微鏡(TEM)で明瞭に観察できたことです.数ナノサイズの結晶なので綺麗なTEM像を得るのに苦戦しました.ナノ結晶の内部構造や表面状態をはっきりと観察できたときの感動は忘れられません.

先輩・後輩のつながりを感じたこと

普段から研究メンバー間で各自のデータやアイデアを共有していますが,論文作成時はこれまで以上に活発にメンバー間でディスカッションを重ねました.メンバー全員の「みんなで一つの作品を完成させる」という思いを強く感じました.

の研究を通して何を学べて、そしてその経験は今後どのように生かされると思うか

一つの研究が論文として世に出るまでに多くのハードルがあることを知りました.先生方や研究チームのみんなに支えられて本研究は論文化に至りました.この経験を博士課程進学後にも生かしたいと思います.2報目,3報目と続いていけるように更に研究を進めていきます.

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