研究内容

研究紹介

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イオン交換グループ

Staff 城 昭典 教授、松浦 博孝 助教

有害イオン成分による環境汚染防止ならびに金属資源の有効利用を目的として、特定イオン成分に高選択吸着性を有する分離機能性材料の開発を行っています。

LinkIconイオン交換樹脂、キレート樹脂の開発と応用

天然水に存在しないイオン成分をすべて回収し、反復利用する方法を確立することは、環境保全と資源の有効活用の観点から極めて重要です。このプロジェクトでは、橋かけ高分子の球状粒子に種々のイオン識別能を有する分子を導入して、特定イオンに高い選択性を有する吸着剤を開発するとともに、これらの樹脂を用いる分離システムの開発を行っています。これまでに、ホスホン酸基、リン酸基、アミノメチルホスホン酸基、チオール基、などの官能基を有するキレート樹脂などを合成し、これらの性質(金属イオンの吸着容量と分配性のpH依存性など)を評価してきました。また、これらの樹脂を用いる特定金属イオンの分離プロセスの開発も行っ ています。

LinkIconイオン交換繊維の開発

イオン交換繊維はイオン交換樹脂に比べ非常に早い吸着速度を有しています。 このため、多量の排水または有価資源を含む溶液を非常に短い時間で吸着分離可能です。このプロジェクトでは、少なくとも2種類以上のイオン交換基を有するイオン交換繊維を合成し、イオンの選択性の評価やその応用について研究しています。

DNA グループ

Staff 井原 敏博 准教授

核酸の関与する分子認識、分離・分析に関する研究を展開しています。新規DNA配位子、検出試薬の開発、さらにはそれを用いた分析システムの構築(新規分析法の提案)がその主な内容です。

LinkIcon核酸の関与する分子認識

LinkIcon核酸の分離・分析

LinkIcon核酸機能のアロステリック制御

LinkIcon超分子による分子認識