Machida Instrument


 

触媒活性評価装置

ハニカムおよび粉体触媒の性能評価装置。多成分ガス流量制御系、電気炉および分析装置を備えた流通式反応装置が組み込まれています。ガス分析には質量分析、赤外分光、化学発光式NOx計などを併用します。設定した温度範囲で定常触媒性能を自動測定します。

 

研究室の研究設備(2014.4現在)

 

触媒構造解析装置(奥)

高温触媒反応条件におけるX線回折と質量分析による触媒反応解析とを同時に行うことが出きる装置。半導体検出器により、反応によって時時刻刻と変化する物質のX線回折をスナップショット測定できます。この他、蛍光X線法による定量分析ができます。


走査型電子顕微鏡(右手前)

低真空度対応の汎用SEMで、各種触媒試料の微細構造観察が可能です。

 

 

光触媒活性評価装置

水の分解による水素生成に対する光触媒特性を評価するための、内部照射型および外部照射型反応器とオンラインガスクロマトグラフ、質量分析装置から構成されます。光源としては高圧水銀ランプおよびXeアークランプを用います。

 

 

昇温脱離/昇温還元/閉鎖循環系/パルス反応解析装置

触媒反応解析用の複合装置です。ガス流通系と真空系、さらには作動排気系が複雑に組み合わされています。触媒の酸化還元挙動、吸着種の反応性、反応速度解析、金属分散度測定など幅広く応用できます。

 

Raman/赤外分光高温真空反応解析装置

固体表面で起ころ種々の反応を行わせながら、その場で赤外吸収およびラマンスペクトルを追跡できる。触媒反応および表面反応の解析に利用。

 

比表面積・細孔分布測定装置

液体窒素温度における窒素ガス吸着による触媒の表面積測定および細孔分布測定。各種蒸気の吸着等温線の測定が可能。


雰囲気調製熱分析装置

変動する酸化還元雰囲気における試料重量のダイナミックな変化および熱量変化を測定する。酸素吸蔵物質の評価に用いる。

 

 

 

アークプラズマ金属ナノ粒子合成装置

アークプラズマによって貴金属ターゲットから直接ナノ粒子を析出させる新しい触媒調製プロセス。高分散で均一かつ活性なナノ粒子触媒の合成法として期待されます。

高速全自動X線光電子分光装置

多サンプルの表面状態および電子状態を全自動測定する装置。

 

大容量CO2吸蔵物質評価装置

種々の燃焼排気に含まれるCO2を常温で効率良く吸収する固体物質の開発を目指した研究で用いる。CO2吸収および放出挙動を測定する。

 

 

 

高分解能電子顕微鏡・表面分析装置(共通)・放射光施設(高エネ研・SPring8・佐賀LS)

触媒のナノ構造、結晶構造、界面構造、表面組成、電子状態の解析に利用。放射光施設ではX線吸収微細構造などによる局所構造解析を行っています。