熊本大学 工学部 物質生命化学科 後藤元信
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超臨界流体は環境及び人体に優しい溶媒として抽出プロセスあるいは反応プロセスへの適用が注目されている1)。環境保全に関する応用では流体として二酸化炭素あるいは水が主に使われている。排水・廃棄物処理においては抽出溶媒としての利用と共に、超臨界水を用いた反応溶媒としての利用が重要である。ここでは、超臨界流体の抽出・反応溶媒としての特性と適用例について概説する。