町田研究室・黒木 理名さんが触媒学会2024年度高難度選択酸化反応研究会シンポジウムにてポスター賞(優秀ポスター発表賞)を受賞しました!
~黒木さんによる受賞内容の説明~
研究題目「機械学習によるメタン部分酸化に有効な担持酸化物触媒の開発」
メタンのメタノールへの直接部分酸化は夢の化学反応の1つです。メタンは非常に安定で、これを活性化する条件では、通常、部分酸化物であるメタノールやホルムアルデヒドも活性化され、二酸化炭素まで酸化されてしてしまいます。今回、このような難しいメタン部分酸化反応の触媒開発をAIの技術である機械学習を用いて進めました。実験データから触媒の組成と性能の関係をコンピュータに学習させ、それを基に性能の高い触媒組成を予測し実証実験を行ったところ、メタン部分酸化反応に有効な新しい触媒を発見できました。今後、機械学習を巧みに活用し、さらに高性能な触媒を開発していきたいと思います。