町田研究室・Feng Zhiqingさんが10th Asia-Pacific Congress on Catalysis (APCAT-10)にてBest Poster Awardを受賞しました!
研究題目「Highly durable fourteen-membered macrocyclic cobalt complex catalysts for oxygen reduction and hydrogen evolution reactions」
発表形式:ポスター発表(英語)
~受賞の説明~
燃料電池の実用化を阻む最大の要因の一つは、触媒として用いられる白金の高コストと希少性です。そのため非白金触媒の開発が進められていますが、一般に耐久性が低い点が大きな課題となっています。本研究では、この課題を克服するために14員環コバルト錯体を基盤とする触媒を設計し、酸素還元反応(ORR)において従来の鉄系触媒を大きく上回る耐久性を実現しました。また、このコバルト触媒は水電解における水素発生反応(HER)に対しても高い耐久性を示しました。本研究は、非白金触媒の耐久性の向上に向けた新たな設計指針を示すものであり、今後燃料電池や水電解触媒の非白金化を大きく推進することが期待されます。これらの研究成果は、10th Asia-Pacific Congress on Catalysis (APCAT-10)にてポスター発表を行い、Best Poster Awardを受賞いたしました。