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栗原研究室・Ashkan Mokhtarさんが受賞しました!

栗原研究室・深港グループ・Ashkan Mokhtarさんが2021年光化学討論会で「優秀学生発表賞」を受賞しました!

~Mokhtarさんによる受賞内容の説明~

半導体材料の一部は数ナノメートルから数十ナノメートルほどの小さいナノ粒子になるとバルクの状態と異なる性質を示し、これらを量子ドットと呼びます。近年、量子ドットは優れた電気や光特性を示すため様々な分野に注目を受けています。例えば、高色純度を示すQLEDディスプレーなどが販売されています。量子ドットの中でもペロブスカイト型量子ドットは色純度とエネルギー変換効率が高いとともにシンプルに作成できる面で興味深い材料となっています。以前、我々の研究グループではペロブスカイト型量子ドットをフォトクロミックジアリールエテンと複合化させることで、ディスプレーや医療イメージングに必要となる発光のON/OFFスイッチング特性を量子ドットの集合体に加えました。今回の研究で我々は量子ドット一つ一つにON/OFFスイッチング特性を加え、高機能性複合材料の作成方法、精製方法を確立し、より理論的な物性評価および材料設計の道を示しました。これらの研究成果の発表で受賞しました。