学生実験

学科では、実験科目として化学における様々な分野の実験をおこなっています。

学生実験では、学生が各実験で化学実験に必要な基礎的実験操作、実践的手法や理論、実験原理の学修のほか、実験を行う上で重要な試薬管理、有機溶媒をはじめとした危険物などの試薬の取扱方法、試薬を含む排水の処理方法等について、実験を通じて繰り返し学びます。

学生実験を行う前にはターム毎に、試薬や実験に関する情報収集方法や取り扱い説明、実験室における実験上のルールなどの詳細を説明する安全ガイダンスを実施しています。
また、各学年の毎年度最初の実験では、緊急シャワーの実演、毎実験毎に洗眼器の点検を行い、万が一の際の対応についても準備しています。

化学を用いた研究を行うにあたって、環境への危険性をもつ薬品を使用しない、という選択肢を取ることは非常に困難です。
そのため環境に影響を及ぼさないようにするための正しい薬品の取扱いについて学生実験を通じて繰り返し訓練をおこなっているのです。