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井原研究室・勝田陽介助教が受賞しました!

井原研究室・勝田陽介助教が7月20日(土)に開催された熊本テックプラングランプリにて特別賞を受賞しました!

~受賞内容の説明~

例えば江戸という時代において治すことが出来なかった病気は本当にたくさんあったと思います。では2019年において、ヒトは全ての疾病を治すことが出来る力を手にしたのでしょうか?

答えは残念ながら明確に「No」と言わざるを得ません。

現在、世界の製薬会社では癌を始めとした患者数の多い疾病に対する新薬の開発が積極的に進められています。しかし、希少疾病といった患者の数が少ないような病気に対する薬の開発は遅々として進まず、未だ開発が始まっていない病気も多々存在しています。

井原研究室の勝田グループでは、近年、遺伝子解析技術が爆発的に向上したことで希少疾病の原因遺伝子が次々に特定されていることに着目し、希少疾病の原因遺伝子から発現するRNAの構造をハッキングして全く別の構造に変えてしまう核酸医薬の開発を進めています。

今回勝田さんが参加した熊本テックプラングランプリではこのRNAハッキングの技術を事業化するプレゼンテーションを行い、特別賞を受賞しました。今後は動物実験へとステージを移し、希少疾病の原因遺伝子配列さえ明らかになれば迅速に希少疾病治療薬を開発する会社の設立を目指すとのこと。

ぜひ皆さんも注目してみてください!