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井原研究室・勝田陽介助教が表彰されました

井原研究室・勝田 陽介助教が「分析化学会奨励賞(受賞内容:核酸を使った生体分子観察システムの開発及びRNA非標準型特殊核酸構造同定システムの開発)」を受賞しました!

~勝田さんによる受賞内容の説明~

中学・高校で習うRNAは一本の紐のような形で描かれていますが、実際には複雑な構造を形成していて、その一つ一つが意味のある構造なのではないかと言われています。

私は細胞の中に存在するRNAの中でも最も「固い」構造として知られているRNA四重鎖構造(RNA G-quadruplex)に注目して研究を進めています。

RNA G-quadruplexは試験管で行う実験からタンパク質を作る過程に大きな影響を与えているということがわかってきていますが、細胞の中のどの遺伝子のどこに存在するのか?という基本的なこともまだわかっていません。

今回の受賞はRNA G-quadruplex選択的に結合する化合物(RGB-1)を使って、細胞内RNA G-quadruplexを探し出す方法を開発した件について表彰していただきました。