木田研究室・木田グループ・明石優志君が日本化学会九州支部で「若手研究奨励賞（物理化学）」を受賞しました！
～明石君による受賞内容の説明～
コロイド状ペロブスカイトナノ結晶は、光電変換性能および光光変換性能が高いため太陽電池やＬＥＤ、蛍光体などの新規材料として注目を集めています。最近私たちは、このナノ結晶とジアリールエテンを同一溶媒中に混合するだけでナノ結晶の発光をスイッチ（ＯＮ/ＯＦＦ）できることを発見しましたが、ＯＦＦ状態がどのような機構で形成されているかはわかっていませんでした。今回の受賞では、ナノ結晶とジアリールエテンの混合液についてフェムト秒ポンプ・プローブ分光測定を行った結果、このＯＦＦ状態が電子移動およびエネルギー移動の両方から生じていることを突き止めた件について表彰して頂きました。
