研究室紹介research

分析化学(井原研究室)

「どこに」「なにが」「どれだけ」「どのような形態で」存在するのかということを様々な手法を用いて明らかにする研究分野です。標的物質を分離分析する技術は、化学一般、バイオ、環境、医療、食品など様々な領域で重要な役割を担っています。本学科では以下のようなバイオ分析、および関連する生体機能の制御、さらに環境分析・保全に関する研究を行っております。

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バイオセンシング

標的とする遺伝子、タンパク質、生体関連物質、細胞を簡便に検出するための人工核酸の開発を行っています。標的分子との相互作用によって発光する分子、電気化学的シグナルを発する分子、分子量が変化する分子を利用し、簡便な検出を目指しています。

バイオセンシング

生体機能の制御

非天然の機能性分子を組み込んだ人工核酸を作っています。これらは、金属や光などの外部刺激により酵素のような活性を発現したり、酵素がなくても核酸同士を連結・解離したりすることができるユニークな分子です。触媒作用の発現や転写・翻訳の自在な制御への応用が期待されます。

生体機能の制御

RNAを使って生命現象の謎を解く、生体内反応を制御する

RNAは教科書に書かれているような一本の単純な紐として存在しているではなく、複雑な構造を形成して生体内反応の「触媒」のような働きをもつことができることが知られています。私たちの研究グループではRNAを使ってタンパク質同士の相互作用をコントロールしたり、全く新しい作用機序でRNAそのものを医薬品化すること目指して研究を進めています。

RNAを使って生命現象の謎を解く、生体内反応を制御する